2013年05月28日
“そうとう”も“そうとう”、ドーテム・ゲルヒン ~ヤマト2199TV版第8話

ゲッハッハハハハ・・・・
これは愉快!
罠にはめておいて、健闘を祈るかぁ〜!?
総統も相当、ご冗談がお好きで

旧作ヤマトでも、通称“下品な将軍”の名で30年以上、ファンの間で語り継がれた、ある意味、伝説の御人にござる。
本筋とは関係なく、ワンカットのギャグシーンゆえに旧作ではガミラスの幹部であるという以外はどこのどなたかもわからなんだでござるが、
本ヤマト2199ではちゃんとプロフィールが。
食料生産管理局の最高責任者で、名は


ぃや〜、38年のときを経て、また再び“総統も相当、ご冗談が”の爆弾オジサンに合間見えるとは思わなんだゆえ、」昨年の10月、先行上映で見たときには、おじさん、別の意味でノスタルジーを感じてしまい申した。
せっかくなので、懐かしき“爆弾オジサンのバカ発シーン”を、2199の場面で並べてみましょうな。

↑総統席に着座したデスラー総統にあいさつするヒス副総統とヴェルテ・タランの間にのぞくゲルヒンくんの禿げ頭。すでに目が笑ってますね〜
ヒス副総統が、大ガミラスの勢力拡大について説明したあとの、もみあげゼーリッくんとガル・ディッツ提督の絡み合いの間も、ちゃんとゲルヒンくんが描かれておるよし。このあたり、ヤマト2199の場合は登場人物の整合性などは旧作ヤマトに比べるとかなりきちんとしておるのでござりまする。


↑ギムレーとセレステラのやりとりのときにもちゃんと所定の場所に立っておりますじゃのぅ
はてさて、このドーテム・ゲルヒン@食料生産管理局長というのは、実は閣僚の中でもかなり上位クラスの序列のようでござる。
↓↓↓ごらんあれ

↑ゲルヒンくんは、どうやら文官の中ではヒス副総統の次席?
ゼーリッくんやヒス副総統の立ち位置を見れば、中央奥に座るデスラー総統に近いところほど高い序列であることはすぐわかり申す。
そして、ヒス副総統のすぐ後ろに控えるゲルヒンくんは文官の中では副総統の次にエラい立場にあるということにござるぞな、もし。
まあ、食料生産管理局長、つまりはガミラスにとっては軍事と並ぶくらい最重要事項じゃろう食料を確保管理をする部署の最高責任者じゃて、内政のトップたる副総統の次に高い位であっても至極当然じゃな。
ゲルヒン氏は、実は要職中の要職にある、エラ〜い御人だったということじゃな。
“ベオ”

↑ゲールのド下手な口上に、うんざり気味なゲルヒン氏、そのすぐ後、それを上回る下品を演じて自分が死ぬとは思っていなかったのじゃろか
おっと、爆弾おじさんゲルヒンくん、“バカハツ”まで、あと2カットじゃよ
“1(アル)!”

“0(ゼオ)、”
バカハツ!!



ごじょ〜だんが お好きでぇ〜


↑その後、若き総統の逆鱗に触れたゲルヒンくんは奈落の底へ、死に急ぐこととなったのは、ヤマトファンお歴々の周知のことにござりまする
・・・・それにいたしましても、デスラー総統閣下、駄洒落くらいで何も処刑せずとも、とこればかりは総統閣下にオブジェクションのお歴々もおられましょうのぅ。
ゲルヒンくん、ご愁傷様

旧作シリーズの宇宙戦艦ヤマトIIIで、挫折の末、ガルマン・ガミラス帝国総統となった後の、幾分ものわかりがよくなったデスラー総統じゃったら、せいぜい降格か懲戒免職くらいで済まされ、処刑されることはなかったやもしれませぬなぁ・・

ゲルヒン君、あと2回。
あと2回、下品な振る舞いをしたら、君は死刑だよ。・・と今の私であれば言ってやれたものを
まあ、上司が、極度にダジャレや冗談を嫌うガミラス大帝星総統アベルト・デスラー閣下だったことが運の尽きといえば、運の尽きにござるが、
もし、↓↓↓終始豪快なこの御方が上司だったら、結果は大いに違っていたやもしれませぬなぁ

↑白色彗星帝国ガトランティス、大帝ズォーダー
わっはっはっはっはっは・・・・
わーっはっはっはっはっはっは・・
なるほど、“総統”と“相当”を掛けるとは、確かにこれは愉快だ!そして、その豪快な高笑いと言いっぷり、なかなかに小気味がよい。
サーベラー!
このゲルヒンとやらに昇進の座布団を2枚、いや3枚くれてやれ!
わーっはっはっはっはっはっは・・
(つづく)
(5月30日、思い直しの追記)
う~ぬ、
やはりズォーダー大帝でも、笑って許してくれはしてくれまい。
ゲルヒンの続き記事を書くにあたってよくよく考えたのじゃが、何がまずいかと申さば、

バカ笑いやダジャレそのものではのうて、ガミラス千年祭の総統謁見パーティーの席上で下品な振舞いをしたことが何より問題じゃろうと、おじさん気づいた。
この謁見の間でのパーティーじゃが、きっと一連の祭典の中でも、ガミラスの発展を期しての厳粛かつ神聖なものじゃっただろうことは想像にかたくござらぬゆえな。
じゃて、デスラー総統も、バカ笑いやダジャレそのものに怒ったのではなく、ガミラスにとって重要な儀式の席上でそれを茶化すようなマネをしたことに激怒したから、とっさに落とし穴に突き落としたのではあるまいか。
・・と思えるのでござる。
そう考えれば、これがズォーダー大帝であっても、聖総統スカルダートであっても、はたまたベムラーゼ首相であっても、重臣が同じような失態を演じれば怒って、しかるべき処罰(命まで奪うかどうかは別として)を課すのではあるまいか。よく考えてみれば、国家元首としては怒らないほうがおかしいわけにござりまする。
続き記事を書いておって、ゲルヒンの行為の何が問題だったのかが見えたような気がして、少し思い直すところがあったゆえ、追記いたし申した。
はてさて、その続き記事では、ドーテム・ゲルヒンのやったことの意味を掘り下げて考察の上、そこから現実の我々も教訓とすべきことなどまとめてみましたるゆえ、
↓↓↓ごらんくだされぃ
2013/05/30
↑ドーテム・ゲルヒンのプロフィール(ヤマト2199先行上映第3章パンフレットより)
さてもさても、前回に続いて、ドーテム・ゲルヒンにご登場願ってござる。
此度は、そんなゲルヒンくんから、得られる教訓について考えましょうぞ。
そんな、“とーっても下品(げっひーん)”な“ドーテム・ゲルヒン”なんぞ…
Posted by まほろば旅日記編集部 at 03:27
│ヤマト2199TV放送