2013年08月21日
ガミラスとイスカンダルの関係について ~デスラーはムチで打ち、スターシャはアメを施す?~

イスカンダルとガミラスについては以前にも話たるところにござる。
2013/08/05
あまねく星々、その知的生命体の救済
それがイスカンダルの進む道
あまねく星々、その知的文明の従属と統合
それが我がガミラスの進む道
ヤマト2199も26話のうち22話までが先行上映にて発表済みにござる。
残すは、もはや最終章の第7章のみ
早いもんじゃな、といいましょう…
ヤマト2199も全26話のうち、22話まで進んだ今、イスカンダルとガミラスの間には何か一筋縄ではいかぬ深い関係がござることまではわかっておるものの、その2連星の関係は未だはっきりと明かされておらぬところでござる。
はてさて、いまいち理解できぬと以前おじさんが書きたる記事は終わったれども、これまたKI氏@まほろば歴史家がなるほどと思う説明をしてくれ申した

彼いわく、
イスカンダルとガミラスの関係は、中世ヨーロッパのローマ法王と神聖ローマ皇帝の関係とちょうど同じようなものではなかろうかと
いうのでござる。世界史の詳しいことは、おじさん、よくわからぬゆえ、KI氏のメールからそのまま引用をば。
ガミラス星とイスカンダル星の関係性は,おそらく,中世西欧世界での神聖ローマ帝国(ドイツ)とローマ教皇(カトリックの法王)のようなものじゃないかな,と自分は思います。つまり,前者は世俗の政治経済を仕切り,後者は宗教面を司るという形で西ヨーロッパ世界の秩序を維持していました。
同様に,ガミラスはマゼランから銀河系に及ぶ広大な宇宙域の惑星文明を政治的,経済的に支配し,イスカンダルは,ガミラスが征服し,うち従えた「あまねく星々、その知的生命体」に対して,恩恵や慈悲などを示し,時には示すだけではなく「救済」という形で施しさえ行うことによって(これはイスカンダル主義を布教していると言い換えても差し支えありません),諸惑星・諸民族に精神的支柱を与えているのではないでしょうか。言い換えれば,デスラー総統は大宇宙世界の物質面を支配し,スターシャ女王(女教皇?)はその精神面・宗教面を司ることによって,大宇宙の秩序を維持・運営している。サレザー恒星系での二連星として隣合うガミラスとイスカンダルは二人三脚で,大宇宙支配をやっているんじゃないかなと思うのですが,いかがでしょうか。
実際の歴史上でも,中世西欧の皇帝と教皇の例のみならず,日本史でも,武家政権時代の将軍(幕府)と天皇(朝廷)の関係性など,世俗権力と精神面(あるいは権威)が分担・協力する実例はいくつか見当たります
はい、そこまで。
歴史を語らさせらば,止まるところを知らぬKI氏のメールはまだまだ続くのでござるが,ここいらで切りましょうかのう。
う~む、いかがでござるか、ヤマトファンのお歴々。

惑星ガミラスと惑星イスカンダル
それぞれの惑星が、宗教面と政治面を分担して宇宙支配をしておるのではなかろうか、という推測、この藤堂おじさん、今の段階ではなかなかに説得力あるな、と感じまするぞな、もし。
少なくとも、さよう考えて、これまでのガミラスとイスカンダルのやり取りや第7章の冒頭10分動画でのデスラー総統とスターシャの絡みを見るとなるほどと納得がいきまするのじゃよ。

↑イスカンダル人が宗教精神面を司る存在なれば、ガミラスさんたちが崇敬を払うのもしっくりと納得できまする (第21話「向かうべき星」より)

↑この二人の意味ありげなやり取りもまた、イスカンダル=宗教、ガミラス=世俗、と理解すれば合点がいきまするぞぃ (最終章、冒頭10分動画より)
そして、そして

↑ガミラスに蹂躙されて赤茶けた地球に、イスカンダルが救済を携えて、はるばるやってきた謎も、しっかり読み解けまするのじゃ!


物質と心の両面から、目標とする相手にアプローチ、下手をすれば、まさしくアメとムチで、相手をじわじわとガミラス=イスカンダル支配圏へと組み込んでいく手口・・いやいや、まさか、そんなことは・・

まだはっきりとは言えぬが、おじさんやKI氏の憶測が的中しておるのならば・・
ヤマトファンのお歴々、まさしく、
イスカンダル恐るべし!!

やもしれませぬぞ。
その正否(ま、たぶん外れておるじゃろうが)は、8月24からの最終章上映を是非是非ご覧あれ~

Posted by まほろば旅日記編集部 at 03:18