2013年08月05日

イスカンダルとガミラス

イスカンダルとガミラス

あまねく星々、その知的生命体の救済

それがイスカンダルの進む道





イスカンダルとガミラス

あまねく星々、その知的文明の従属と統合

それが我がガミラスの進む道




ヤマト2199も26話のうち22話までが先行上映にて発表済みにござる。

残すは、もはや最終章の第7章のみ

早いもんじゃな、といいましょうか・・これでヤマト2199も一通り終了かと思いますると、おじさん・・ぐすん

はてさて、本題に入らねば、

冒頭からご登場のイスカンダルとガミラスの関係じゃが、話が第6章にまで進みますると、依然、なぞに包まれておるものの、両者の関係性がなんとなくうっすらと見えてまいりましたるぞな、もし。

これまでに、ガミラスとイスカンダルの関係についてわかっておることをしばし箇条書きいたしましょうぞ。

1.ガミラスは、あくまで降伏しない地球(テロン)を攻め滅ぼそうとし、イスカンダルはテロンに救いの手を差し伸べる(第1章より)

2.ガミラス星とイスカンダル星はサレザー恒星系の二連星。つまりお隣さん同士(第2章より)

3.ガミラスとイスカンダルは、実は友好関係にある(第3章より)

4.ガミラスが、武力行使も辞さない宇宙進出をするのは、宇宙統合によるイスカンダル主義の浸透という大義名分がある(第3章より)

5.ガミラスのデスラー総統とイスカンダルのスターシャ女王は、常にホットラインで相互連絡を取ることができる(第4章より)

6.ガミラスのデスラー総統とイスカンダルの第3皇女ユリーシャは浅からぬ面識がある(第6章より)

7.ガミラス人はイスカンダルの皇族を崇拝の対象としている(第6章より)

8.ガミラスとイスカンダルはもともと一つの国家(民族)だったらしい(第6章より)



ざっと、こんなところでござろうか。いずれにせよ、両者の浅からぬ関係を示唆する事実ばかりにござるわい。それを劇中のヤマトクルーの一同に見せたならば、

じゃあ、なぜ、イスカンダルはわれわれ地球人類を救おうとするのか?

とこぞって首をかしげるやもしれませぬのう。

イスカンダルとガミラス
↑イスカンダルが・・ガミラスのすぐそば、バカな・・(第21話、古代進、驚愕のセリフ)

去る1974年の旧作では、ガミラスとイスカンダルはお隣同士でもともと友好的だったが、いくら民族存続のためとはいえデスラー総統のあまりに残酷なやり方に憤慨したスターシャが地球を助けようとする、という単純明快な動機にござったが・・
此度のヤマト2199はどうやらもっと深遠な事情がありそうでござるよ~

しばし、先般、先行上映が新旧ヤマトファンから大好評、拍手喝采のうちに終わりましたる第6章から、見てまいりましょうぞ。

イスカンダルとガミラス
↑ ユリーシャに一礼してヤマトを後にする、ガル・ディッツ提督一行

はい、先行上映第6章をご覧になったお歴々であれば、このカット、もうお分かりにござろうな。

第22話「向かうべき星」において、惑星レプタボーダに修理と補給で立ち寄ったヤマト。

レプタボーダの主導権を握り、ガミラス現政権に反旗を翻すことになったガル・ディッツ提督と沖田艦長の会談が実現した場面にござる。

ガミラス人がイスカンダル皇族を崇拝していることが明確に描写されておる場面にもござる。


そして、

イスカンダルとガミラス
↑ユリーシャに間違えられた森雪がデスラー総統と初対面(第22話)・・それにしてもイラストの失敗じゃろか、総統閣下のアタマがロンドンの兵隊さんみたいになってしもうて

ようこそ、ユリーシャ
我が大ガミラスに、お迎えできて光栄の至りだ


はい、同じく22話から、デスラー総統謁見の間。

よく見ると、デスラー総統の頭がアフロみたいで変・・

じゃのうて

これはデスラー総統がユリーシャを出迎えておるわけじゃが、先行する第20話においてユリーシャと間違えられてヤマト艦内から拉致された森雪(以下、森雪@偽ユリーシャ)にとっては、思いがけず宿敵ガミラスの最高責任者とまみえることとなり申した場面にござる。

さらに、

イスカンダルとガミラス

まさか、私の顔を見忘れたわけではあるまいね?


わけもわからず立ち尽くす森雪@ユリーシャに語りかけたデスラー総統のことばじゃが、ユリーシャとデスラー総統が過去に面識があることを示す場面にござる。ガミラス星とイスカンダル星の間には活発な国交があり首脳部も互いに親密に交流しておることを示すシーンにござろう。

森雪@偽ユリーシャはその後、バレラスの郊外にある邸宅(並木がきれいななかなかの田園地の邸宅でござる)をあてがわれ、おそらくセレステラの差し金じゃろう、あのヒルデ・シュルツをメイドとして付けてもらい、翌朝にはドメル将軍の国葬式に出席するのでござる。

イスカンダルとガミラス

エルク・ドメル・・国民の英雄であり、私の友、
君を失ったことは心臓をえぐられるに等しい・・・


う~む、これは巧みなプロパガンダにござろうな。英雄の死を利用して、ガミラス国民のヤマトへの憎しみをも煽る効果も狙っておるのは間違いなかろうて。

イスカンダルとガミラス
↑森雪@偽ユリーシャの登場

国民諸君、ガミラスとイスカンダルの大統合という希望に向かって歩みだそう!


デスラー総統の演説によれば、はるか昔にはガミラスとイスカンダルはひとつの民族だったが、何らかの事情で二つに分かれて今に至るのだそうな。
さようなことを考慮しますれば、やはりガミラスとイスカンダルの間には一筋縄ではいかぬ何か深い関係がござることは、もはや間違いござらぬことじゃろうて。

それが、何であるか・・
8月24日より先行上映の第7章で明らかにさらることじゃろう。
あと20日、楽しみにしましょうぞ


せっかくじゃて、第6章のクライマックス。
まだTV放映されておらぬ第22話「向かうべき星」の動画にござるよ。
ここで紹介した、ガミラスとイスカンダルの接点がこの一話にしっかり凝縮されてござる。
↓↓↓どうぞ

amato 投稿者 dm_51dbdfd598afd

なに?オープニングは大丈夫かじゃと??

ご安心あれ、オープニングはちゃ~んと、ささきいさおバージョンでござるよ
ニコニコ


ああ、この場を借りて、おじさんの存念を申し上げまするが、TV版のお粗末オープニング差し替えの一件以降、おじさんはTV版ヤマト2199を見ておりませぬ。

オープニングをあんなチャラチャラしたパンクミュージックに強引に差し替えた張本人はTBSかソニーかどこぞかは知らねど、名作ヤマトとその偉大なるリメイク、ヤマト2199をしっかり汚してくれたことへの抗議の意志パンチ!から、このブログでのTV版に合わせてのフォローはやめ申したので、ヤマトファンのお歴々にはなにとぞご了承をば。

今後は、もっぱら先行上映をベースにお話をば、次回は宇宙戦艦ヤマトの驚異的な性能を第6章は第20話の七色星団での戦闘など交えながら語りましょうぞ。






Posted by まほろば旅日記編集部 at 04:12