2013年05月24日
森雪について

↑地球にいたときの森雪。否、実は森雪に成りすましているユリーシャかもしれませぬぞ(理由は本文をご覧あれ)
はい、はい、もしかしてお待ちかねでござったかのぅ?
此度の話題は、“森雪”にについてお話するでござるよ。
ヤマト乗艦前は、ヤマト計画本部の主要スタッフとして、宇宙戦艦ヤマトでは船務長を務める彼女じゃが、先行上映第5章に至ってようやくその正体が明確になり申したでござるな。
去年、ヤマト2199の第1章が先行上映される前後に、おじさん、あくまで憶測と断った上で、森雪=ユリーシャではなかろうか、と書いてござった。
しか〜し、その憶測は外れた
第5章は17、18話において、森雪とユリーシャ・イスカンダルは容姿が瓜二つな別人であることが判明したのは、先行上映をご覧になられたるヤマトファンのお歴々ならばよ〜くご存知の段。(TV放映しか見ない人、ネタバレ御免にござる・・・・)
まあ、
1年前以前の記憶が全くない、イスカンダル製の通信機を持っている、
おじさんもこれだけを見れば、劇中の伊東と同じく、当初は森雪=ユリーシャだと疑っておった仕儀。
じゃが、そうではなかった。
第5章で、沖田艦長も“ヤマトにはイスカンダル人も確かに乗っているが乗組員としてではない”とちゃんと明かし、森雪とて、爆発事故のせいで記憶喪失にはなっているが国連極東地区の高官、森直之(故人)の息女であると明かされ申した。
では、なぜ森雪がイスカンダル製の通信機を持っていたり、それを使って 必ず故郷に帰ってみせます”と通信していたり、はたまた実の姉妹ばりにサーシャに花を手向けたりしたのか?
な〜に、それも実は意外と簡単に説明つきまする。
それは・・・・
森雪はユリーシャ・イスカンダルの影武者&ボディーガードだったからじゃろう。
ヤマト抜錨の1年前に、単身、地球にたどり着いたユリーシャ・イスカンダルじゃが、異星人に反感を持つテロリストの標的になり、地球にとっては大事な助け舟である反面、命を狙われているかなり身辺が危険な立場に置かれておったことくらい、劇中に出てこずとも容易に想像がつくことじゃあなかろうか >いかがにござる?お歴々
じゃからこそ、地球に到着した間もなく、たまたま容姿が酷似しておる森雪が、ユリーシャお付きの影武者兼護衛役に任命された。
そして、おそらくじゃが、テロリストの目を欺くために、業務上、どうしても人目にふれるときには、お互いの着衣を交換するなどして、森雪がユリーシャとして常に振る舞い、逆にユリーシャは国連女性職員の制服を着用して、森雪に成りすましておったのではなかろうか。
そう、何かあったときには、最悪、ユリーシャになりすました森雪が命を落とすことはあっても、ヤマト計画の最重要人物たるユリーシャは絶対に殺されたりしないようにするために。
・・・・またまた、おじさんの憶測まじりの解釈にござるが、第5章時点までの情報を考え合わせれば、細かいところはさておき、森雪とユリーシャの関係は大筋そんなところじゃあるまいか。

↑ユリーシャ・イスカンダル。否、実はユリーシャに成りすましている森雪かもしれませぬぞ
当然、影武者であるからには、傍から見て絶対にバレないように服だけではなく、持ち物までも交換するじゃろうし、話し方(口癖)とか仕草、髪型、食べ物の好き嫌いなど、までも悉く真似たはずにござる。だから、ヤマト乗艦後も森雪は、本来ユリーシャの持ち物だった通信機などもそのまま持ち続けたのじゃろう、おそらくは土方司令の指図によって。そして、第2話でそのイスカンダル製の通信機で“必ず帰ります”とひそかに通信していた相手は、たぶん土方さんではあるまいか。そこに古代が現れたのであわてて通信を切った。
ああ、話をヤマト乗艦前に戻しますれば、森雪が常にユリーシャの影武者として働いて、テロリストの目を欺き続けていたのじゃろうが、悪いことにテロリストは二人とも葬り去ってしまえと考えたようで、二人が同じ車で移動中を狙って爆破し、第17話で真田さんが言っていたごとく、森雪は記憶を、ユリーシャは意識を失う、という大惨事になってしまったということじゃあなかろうか。
・・・・余談じゃが、1年前以前の記憶を失っておる森雪自身には自分が実はどこ出身の誰なのかもわからぬ状態でござって、第16話で伊東に“この異星人(イスカンダル人)の女め!”と暴言されたのには、さすがに森雪も”何のことかわからない!”と怒りをあらわにしたものの、実は自分がイスカンダル人かもしれないとかなり凹んでしまうわけにござる、古代進が中原中也の詩のことでイスカンダル人ではないと証明してくれるまでは。
そして、火星でサーシャに花を手向けたのは、特に姉妹ではなくともやるじゃろう。そりゃ、そのときの森雪は記憶喪失のために自分がユリーシャの影武者を務めていたことも忘れ去っておるのじゃろうが、サーシャは自分が参画していたヤマト計画の成否に貢献して絶命した大恩人なのじゃから、そりゃあ花束のひとつも手向けるじゃろうて。


もみあげゼーリッくんの反論に結論から答ふるなれば、
いてもいいんじゃないでしょうか・・
地球に、ユリーシャのそっくりさんが偶然居ても別におかしいことではないかと。実在の戦国武将などはちゃんと自分そっくりの影武者を置いておった武将も少なからずおりまするしのぅ。
それに、森雪がユリーシャのそっくりさんで影武者というヤマト2199の設定は、旧作ヤマトにおいて、森雪がサーシャのそっくりさんで初対面のスターシャが雪を妹サーシャだと間違えた、という設定を発展させたものじゃろうし。

↑イスカンダル星での、スターシャと森雪の初対面 ~旧作の宇宙戦艦ヤマト第25話「滅びゆくかの愛の星イスカンダル」より
そっくりさんがそう簡単に云々・・・・とまだのたまわるのであれば、第5章の15話では、デスラー総統のそっくりさん(影武者)だって居たのだから、やはりユリーシャのそっくりさんが地球に居てもおかしくはないでござる。
以上、藤堂おじさんの森雪に関する考察にござる。
いかがにござろうか。
ま、森雪という役柄は見かけの華やかさとは裏腹に、実は大変な役柄ということにござる。
旧作の森雪も生活班長に看護師にといろいろ兼任させられて大変だったでござるが、2199の森雪も死と隣り合わせの任務でなかなかに大変なのだということにござる。
それでも、“森雪”になりたい、という女性(あなた)、いわゆる普通の女の子並みの青春をかなぐり捨てる覚悟はよろしゅうござるかの?
アンドロイド兵を一蹴で故障させる(第4話)くらいの武芸と脚力も養わぬとなりませぬしのぅ。

↑かわいいだけでは、到底務まらぬのが“森雪”
ちなみに、ヤマト2199での森雪のポジション“船務長”というのは、実は艦長、副長(真田さん)、機関長に次ぐ、医長の佐渡先生を除けばヤマトでは第4位のポジションにござる。つまり、古代進や島大介よりも上役なのでござるよ。
最後に以前の記事を少しばかり引用
↓↓↓
2013/01/26
”もみあげ”なんつー安っぽいあだ名、我が輩に付けくさったんは、
タラン、われかぃ! ゴルァァァ!!
藤堂にございまする。
前記事でも、ご紹介した“もみあげゼーリック”元帥ですが、誰かに似ておると思わないだろうか・・・
それは、ズバリこの御方↓↓↓
コワモテせりちん
はい、国連宇宙軍…
う〜む、美人そっくりさんの後に、いきなりもみあげの濃いぃ〜オジサンしぶとく再登板で恐縮でござるが、覚えてござろうか。
地球とガミラスの敵味方の垣根を越えたコンビを。






そして、3番目の星系を超えたコンビとして、加えましょうぞ



↑う~む、他の小さい画像では雪とユリーシャまさしくウリふたつなのじゃが、このユリーシャの画像は、雪に似ているがウリ二つとまでは参らぬ。適切な画像がないので、髪型やメイクを変えているからだ、と思ってお許しあれ。20前後の女性は確かにメイクや髪型でかなり見かけが変わってきまするからのぅ。おじさんも森雪とちょうど同年代の一人娘を見ておるとなるほどと思うのでござる。
先行のダークな二組



Posted by まほろば旅日記編集部 at 03:23
│ヤマト2199先行上映