2014年05月28日
2199年12月8日深夜、極東ヤマト計画本部の一室での出来事(1)

宇宙戦艦ヤマト副長、真田志郎、藤堂長官並びに土方提督にご報告申し上げます。
宇宙戦艦ヤマトは度重なるガミラスとの戦い経て、去る2199年8月にイスカンダルに到達。現地にてコスモリバースシステムを受領し、ただいま帰投いたしました!
事態は切迫しています。これよりヤマトはコスモリバースの発動にかかります。


先日の通信でも言ったが、本当によくやってくれた!
地球人類を代表して、我々からヤマトに心からの感謝と敬意を表したい!!

真田くん、コスモリバースの発動準備は我々、機関部員が取り掛かっている。
こっちはわしらに任せて、君は、佐渡先生とともに長官への報告を、ヤマト副長としての役割を果たしてくれたまえ。
もう大丈夫、今こそまさに我々地球人類が青い地球を取り戻す瞬間なのじゃよ!!

真田副長、さあ、掛けたまえ
ヤマトの航海について、詳しい報告を!
聞きたいことが山ほどあるのだ!!
(真田副長、パワーポイントを使って、約10ヶ月に及ぶヤマトの航海の概要をプレゼン中)
・・そして、プレゼン中に日付が変わって2199年12月9日

なるほど・・猛将ドメルに狂気の総統アベルト・デスラーか・・
そして、イスカンダルから帰途に着いた矢先に遭遇したという新たなる敵、ガトランティス・・・・
我々の想像を絶するという言葉だけでは形容しがたい、本当に大変な旅路だったな。

じゃが、短期間といえどともに行動したメルダ・ディッツ少尉やその父上でガミラス首脳のガル・ディッツ提督など・・
ガミラスの中にも我々に同調する者も少なからず居たということは新たな可能性と希望の種になりうることだな。
最後には敵であるガミラスの人々をヤマトが救ったという事実も、これから訪れるであろう、宇宙レベルでの国際関係には大いにプラス材料になるに相違ない。とりわけ、新たに遭遇した勢力、ガトランティスとの今後を考えればなおさらだ。
沖田くんは本当によくやってくれた!!

そうだ!!・・沖田は!?
沖田はどうした!!無事なのか!!!!。


土方さん、

沖田艦長は、あの艦長(ひと)は旅立ったよ・・
文字通りご自分の命と引き換えに地球を蘇らせて・・逝ってしまわれたんじゃあああ・・

偉大な艦長(ひと)でした・・
・・と、そこに徳川機関長の歓喜に満ちた無線とともにスクリーンに映し出された地球の姿

おお~、青い地球・・




沖田艦長が、ヤマトが、思い描いた、本来の地球の姿が・・
~「2199年12月9日深夜、極東ヤマト計画本部の一室での出来事(2)」 に続く~
Posted by まほろば旅日記編集部 at 03:18