2013年07月14日
フラーケンさん、ハイ!
“ヤツは待っているのさ、オレたちが動くのをな・・”
ご存知、異次元の狼の異名を持つ、ヴォルフ・フラーケンにござる。
↑次元潜水艇UX-01
デスラー総統直属の特務艦艦UX-01の艦長、腕は確かだが一筋縄ではいかない一癖も二癖もあるクルーたちを纏め上げ、総統直属の特殊任務を遂行し続けておるのでござりまする。

↑根っからの船乗り・戦争屋ぞろいの次元潜水艇UX-01クルーの面々
UX-01を率いるフラーケン自身も、部下たち以上に上役などからは扱いづらい人物らしく、第13話において、バーガーはじめドメルの部下たちからも“問題なのは艦長のフラーケン”と揶揄されるほどにござった。
そんなフラーケンさん、実は旧作ヤマト、具体的には宇宙戦艦ヤマトIII(1980年TV放映)に登場する、同名のガルマン帝国次元潜水艦隊司令(将軍)が元になってござるは、旧作ヤマトをよくご存じの中高年ヤマトファンのお父さん方ならば、よくご存じの事実。
2199からヤマト大好きになったる、数少なき若年ヤマトファンのおにーさん、おねーさんのお歴々にはご紹介いたしましょうぞ。
↓↓↓ガルマン帝国東部方面軍所属、次元潜航艇艦隊のフラーケン将軍


全艦、亜空間戦闘準備、 ヤマトを包囲せよ!!

↑フラーケン将軍、率いる次元潜水艦隊
さよう、見ての通り、旧作ヤマトIIIでの彼は、単独の特殊艇の艦長ではなく、そうそうたる大艦隊を率いる総大将でござった。そして、旧作において、“ガルマンウルフ”の異名を持つ彼は、いたって組織人でござって、指揮官として時には味方を切り捨てることも厭わぬ、冷徹な側面も持ち合わせたスーパー管理職にござった。
そこが、ヤマト2199における彼の性格に関する大きな相違点にござる。

御覧の通り、今般のヤマト2199ではいわゆる立身出世欲には興味がなく、一匹狼的な猛将として描かれてござって、組織人として、いたって管理職としての言動が目立ったヤマトIIIのフラーケン将軍とは似て非なる人物的に描かれておるわけにござる。
曲がったことが嫌いで、権力や出自を笠に着て理不尽を働く輩を懲らしめようとする男気ある場面などは、これからテレビ放映されるじゃろう先行上映第6章分のストーリーにおいて明確に描かれてまいりまするゆえ、ご期待あれ。
とはいえ、名前と風貌以外にも旧作とほぼ同等な側面もござって、いささか粗暴な性格である点や、戦闘能力の高さ、軍略に卓越しておる点などは2199においてもおなじでござる。
余談じゃが、旧作ヤマトIIIにおける、フラーケンは味方艦を捨て駒としてわざとヤマトに撃沈させ、その隙をついて、上司のガイデル総督との連携作戦で、ついにヤマトを生け捕りにし、何と、ヤマトとの戦いに完勝を納め、ガルマン帝国では屈指の軍略家として描かれてござった。
ところで、そんなフラーケンさん、
2199のヴォルフ・フラーケンは顔の輪郭が、ヤマト戦術長の古代進とよく似ておる事実は既にヤマトファンのお歴々なればお気づきのことにござろうや。

↑ フラーケンと古代、何となく髪型・顔の形がそっくりにござらぬか
ヴォルフ・フラーケン、地球年齢換算で34歳、古代進は20歳。
フラーケンの肌の色を、テロン人と同じ肌色にしてみますれば、それはまさしく34歳になった古代進そのもの!?
↑ 2213年、34歳になった古代進はこんな感じ!?
きっと、軍人生活が長くなれば、ガミラス戦役後も、旧作と同じく、ガトランティス、暗黒星団帝国テザリアム、ボラー連邦、ディンギルと戦役に明け暮れる日々を送っておれば、当初、優男的だった風貌も10年以上もすれば、こんな感じに。
真田さんあたりの後を受けて宇宙戦艦ヤマトの第何代目かの艦長に就任する頃には、古代進オジサンもこの絵柄がごとく、どこかやつれたゴツゴツした顔つきになっても不思議はなかろうて。
・・それにしても、この顔、何故か、キャプテンハーロックの親戚みたいに思えるのはおじさんだけ?もしやフラーケンや古代自体がもともとハーロックの絵デザインを元に松本先生が創られたものだからこうなるのでござろうや???
ということで、
年は離れているが、そっくりさんなフラーケンさんと古代進じゃが、



として推薦したく・・

異議あり
・・・・



デスラー総統のご反対があっては、いた仕方ありますまい・・
此度は、5組目の敵味方を越えたコンビ、残念ながら不成立ということにて、御願い奉りまする

Posted by まほろば旅日記編集部 at 19:46
│ヤマト2199先行上映│ヤマト2199TV放送