2013年03月07日

今更ながらヤマト2199第1章をば引き合いに

今更ながらヤマト2199第1章をば引き合いに

わっはははは・・・・若いってのはええのう・・・

放射線のほうは、ま、大丈夫じゃろぅ



はい、今更ながら昨年2012の4月先行上映の第1章の第2話からの映像にござる。

無断でコスモ・ゼロの乗り回してガミラスの偵察機を追尾し、挙句にダメにしてしまったため、激怒した加藤三郎に(おそらくは)殴りまくられた古代と島に、佐渡先生がかくのごとくに話しかけたる仕儀にござる。

おじさんが注目したいのは、佐渡先生のセリフの中に「放射線」と確かに言っておることにござります。

え? ヤマト2199では地球を汚染しているのは、放射線ではなく別の汚染物質(ガミラスの有毒植物の成分)に変更したんじゃなかったのか?

これを見て、かように思われた方々、少なからずいらっしゃるものとは存じます。

いかにもそのとおり、そのとおりなのじゃが、藤堂おじさんは、これは旧作ヤマトに多々見受けられた、いわゆる矛盾や齟齬の類ではなく、製作陣がきちんと考えた上での結果だと思っています。

佐渡先生の「放射線」発言についての、おじさんの解釈は以下の如し。

遊星爆弾により自然環境がことごとく破壊されつくした地球、当然のごとく、地上を過度の宇宙放射線から保護していた上空のオゾン層もまたガミラスフォーミングによって破壊されたはず。すなわち、遊星爆弾が放射能を含んでおったのではなく、遊星爆弾の強烈な破壊力によってオゾン層も崩壊し、地球の表面には容赦なく宇宙の放射線が降り注ぐ環境に変わってしまったことを、佐渡先生の「放射線」発言は暗示している。

ま、あくまでおじさん個人の解釈にはございまするが、そう考えるのは特におかしいことではないし(念のため生科学が専門のKIさんにも確認したところ、そりゃあ、地上の環境が破壊しつくされるほどのダメージを受ければ、大気圏の環境も同じように破壊されるでしょう、宇宙放射線も正常のときに比べ物ならないくらいハイドーズに降り注ぐと思いますよ、との返事ござった)、ガミラス(ザルツ人部隊)の攻撃でオゾン層が崩壊していると考えれば、佐渡先生の発言も納得できる仕儀にござる。

な~に、今般のヤマト2199の製作陣は、旧作の矛盾はきちんトレースしきっているはずにござるし、ここもきちんと検証済みのうえで、あえて佐渡先生に放射線と言わせているはずでござりましょうぞ、きっと。

その点は出渕監督率いるヤマト2199製作陣を信頼してもよろしいのじゃなかろうか。

なぜなら、上映済みの第4章までを見渡す限り、確かに、出渕監督ご自身の明言どおり、旧作のよさを損なうことなく明らかな齟齬や矛盾はきっちり補正されておると、藤堂おじさんは感じるからにございまする。



沖田艦長ではござらぬが・・・

今更ながらヤマト2199第1章をば引き合いに


はてさて、せっかくなのでここで、過ぎ去りし、ヤマト2199第1章「遥かなる旅立ち」から久しぶりに、おじさんの独断と偏見で選んだ名場面をば、


今更ながらヤマト2199第1章をば引き合いに

 ぃや~、飛び立つヤマト

258年の長き眠りから覚めたヤマト

主砲ショックカノンによる近接迎撃で超大型ミサイルを撃破し、爆煙から颯爽と現れるヤマト

宇宙戦艦としての初の勇姿にござるラブ



ほかにも、たんまりと名場面はあるのでござるが、第1からはこの1枚をばアップした仕儀にござる。


さて、上映終了後、第4章までの動画をときどき鑑賞する、おじさんにござるが、何度見ても、

いいなぁ、ヤマトは

いや、それどころか、このヤマト2199が旧作ヤマトとはっきり異なるところをあえて挙げれば、ストーリーに奥行きが相当に深いことにござる。

同じストーリーでも、何回か動画を繰り返し見るたびに、

ああ、そういうことだったのか、映画館で見たときにはいまひとつわからなかったところがそういうことなのか、

とまあ、いかに製作陣がこのヤマト2199に魂を吹き込もうと熟考しているか、感心させられてござる。

おじさん個人的におススメは、

観測員9号のココロのを織り交ぜられながらストーリー展開してゆく第3章。

何度も何度も繰り返し鑑賞する価値ありでござる。

ヤマトを愛するあなたならば、噛めば噛むほどに味がでるスルメのごとく、見るたびにきっと新たな発見と感動があるはず。

ヤマト2199のTV放映が始まるまでに、そして第5章の上映までに、奥深い2199の世界をしんみり噛みしめましょうぞ。

何度見ても、感動できる宇宙戦艦ヤマトに仕上げてくだすった製作陣一同に、サクラ感謝サクラにござる

Posted by まほろば旅日記編集部 at 03:27