青き花咲く大地
気高きわが故郷よ
響け歓喜の歌 神の加護は
我らとともに、あり続けん
ガーレ、ガミロン!
たたえよ 祖国の勝利を・・
しつこく、ガミラス国歌を引っ張る藤堂おじさんじゃが、それはそれだけ、“永遠にたたえよ我が光”を個人的に気に入っておるからぞな、もし。
当初、2199にガミラス国歌が出るらしいと聞いたときはどうなるものぞな、といささか懸念気味な藤堂おじさんではござったが、いやいや、どうして、どうして・・なかなか
さすがは宮川彬良先生。
旧作ヤマトにおいて、神曲の数々を生み出されたお父上にひけをとらぬ。
旧作からのオリジナルサウンドに加えて、宮川彬良先生が新たに作曲された新曲も数々登場しておるこのヤマト2199をこれまで第5章までを拝見いたしましてござるが、今の宮川先生の新曲、父上が遺してゆかれた曲たちと、実によく融けあってござるではないか、まったく違和感なく、そして、旧作以上に宇宙戦艦ヤマトの世界をさらに広げてくれておるように思えまする。
ヤマト2199に登場した新たなるヤマトサウンドについては、いずれ後日、ここで語る機会をば作りたく思う仕儀にて、今は、いよいよ明日から先行上映開始の運びとなりたる第6章・・
楽しみでござるよのう~
と、それは言わずと知れたことゆえ、おじさん、第6章の冒頭8分を何度か見返すたびに思うところができてまいり申した。
冒頭で、ガミラスの面々が、出陣前に高らかにガミラス国歌を斉唱する場面にござる。
思うにこれは・・
不利な戦況ゆえに、ドメル以下全員がかなり決死、あるいは死出の旅立ちをも覚悟しているのではなかろうかと・・
少なくとも、旧作における該当の第21話「ドメル、決死の挑戦状」では一度敗れたりとはいえど、最新鋭の精鋭空母部隊を率い、勝算が高いと見越し、ある程度、自信満々でヤマトと戦ったけど、結果、敗れて自爆したニュアンスが強うござったが、
今般のヤマト2199では対照的に、兵は幼く艦は古い、というドメルの発言や、出陣前に国歌を歌ったり、予告動画からは、ガミラス側に悲壮感が漂っておるように思えてならぬのでござる。
国軍は回ってこないので空母4杯でヤマトと戦うしかないというのも、深刻な、嫌な予感がいたするのです。
宇宙戦艦ヤマト、ガミラスからみればきっと怪物が如き艦なんじゃろなぁ・・
・・動画から察するに、切り札たる超弩級戦艦ドメラーズもヤマトとの2度目の一騎打ちで艦橋以外すべてヤマトに破壊されてしまう展開になっておるようじゃし・・
ところでもうひとつ気になること、
ギムレー率いる親衛艦隊がサレザー宙域付近におるはずなのに、それがなぜ出てこないのか?
そう、第5章の冒頭で、惑星オルタリアを焼き尽くした、あの紫色の大艦隊にござる。予告動画では、ギムレーは、ゼーリック派の殲滅完了をデスラー総統の御前にて報告しておるので、ギムレーはゼーリックの謀反には加担しておらぬかったようじゃし・・まあ、わからぬが。
ガミラス側の細かき派閥抗争などはどうあれ、ガミラスにとって大きな脅威である、宇宙戦艦ヤマトが進撃してまいるのに、あの紫の親衛艦隊がヤマト討伐に回ってこないというのもまた不自然。
ま、あれこれ言わずとも明日以降に上映を見ればすぐ疑問解決なのじゃろうが、敢えて勘ぐれば、
実はギムレー率いる親衛艦隊は別方面から迫り来たるガトランティスの進撃に対応しておるのじゃなかろうか?
と、これまでのストーリー展開を考慮しますればそう考えれば合点がいくぞな、もし。
ガミラス主力艦隊がゼーリックの失策で遠く置き去りにされたことを察知したガトランティスの本隊が、ここぞとばかりに、ついにマゼランの奥深くまで大挙して侵攻してまいったとか。
まあ、それも上映を見ればわかることとて、今となっては、おじさんなどがあれやこれやと推測するのはナンセンスなのやもしれませぬ。
おっと、いけませぬ、いけませぬ・・
心待ちにしておった上映前夜にあれこれつたない考察ばかりしておると、うっかり緑の窓口の営業時間に間に合わぬところでござった
はてさて、おじさん、これから松本駅にて新宿までの切符を手配するゆえ、これにて失礼。
あとは、各々がた、実際の先行上映をごらんいただくということで、
本日、これまで。
ドメル司令、そしてザルツの同胞たち、あの世からご武運を祈りますぞ・・