2199年、ヘリオポーズから、東日本震災復興祈念に寄せて
イスカンダルの旅路より未曾有の危機にも絶望しなかったわが父祖へ、
188年前の3月11日、わが故郷、福島での出来事・・・・祖父のそのまた祖父の体験談として2199年にまで語り継がれてきた。
故郷を離れることを余儀なくされた父祖たちであったが、過酷な状況に絶望することなく、たゆまない努力の末、ついに故郷の地へと戻り、再び生活の場を取り戻したという。
今、地球人類はガミラスの攻撃によって、滅亡の危機に瀕している。
だが、わしは絶望はせぬ。
このヤマトがある限り、地球人類が生存している限り、決して、決して、諦めてはなるまい。
今こそ、われわれは188年前、震災と放射線に汚染された故郷を前にしても、決して諦めることをしなかった福島の父祖たちを見習うべきだ。
総員諸君、われわれは必ずイスカンダルへ行き、必ずヤマトとともに地球へ帰ってくる。
そして、青い地球を必ず取り戻すのだ。
さようなら、故郷
俺たちは、必ず帰ってくる
必ず、故郷に帰ってくるからな〜